愛媛県松山市にあります(有)秀峰堂本社前の「いま」はこんな機材で撮影されています。
撮影機材として長らくウェブカメラを使用していましたが、光学機材として紫外線による劣化からは逃れられず、産業用USBカメラに替えました。
UVC(Unix Video Class)対応カメラで、OSからはストリームと認識され
ffmpeg -y -i /dev/video0 -ss 10 -vframes 1 -f image2 -s 640x480 output.png
みたいな感じで「ストリームをキャプチャ」して静止画を得ています。
Input #0, video4linux2,v4l2, from '/dev/video0':
Duration: N/A, start: 444643.536027, bitrate: 147456 kb/s
Stream #0:0: Video: rawvideo (YUY2 / 0x32595559), yuyv422, 640x480, 147456 kb/s, 30 fps, 30 tbr, 1000k tbn, 1000k tbc
Output #0, image2, to 'output.png':
Metadata:
encoder : Lavf56.25.101
Stream #0:0: Video: png, rgb24, 640x480, q=2-31, 200 kb/s, 30 fps, 30 tbn, 30 tbc
Metadata:
encoder : Lavc56.26.100 png
文字入れとかリサイズとかフォーマット変換とかの加工はImagemagickで、ちゃっちゃと。ストリームは結構とんでもないビットレートで、cheeseとかで迂闊に全力を受け止めるとcpuがエライことに。
受光素子の画素が多いのに加え、レンズもガラス製でそれなりのカメラなので、従来のウェブカメラと比して解像度が大きくあがりました。
↑こんな感じだったのが
↑こうなった。
稼働当初はポートを開けて直接サーバにアクセスさせ(ブロードバンド黎明期らしく)低ビットレート動画を配信していたのですが、現在は「定期的に画像を撮影してwebサーバに複写」しています。この場合は「ライブカメラ」ではなく「定点カメラ」というべきな気もするのですが、とりあえず元のまま「ライブカメラ」と呼んでいます。
元は↑こんな感じでした。(アニメーションgifによる再現)
ffmpeg -i /dev/video0 -ss 10 -t 20 -vf scale=320:-1 -r 0.5 output.gif
撮影上のトラブルを防止するため夜間の撮影も休止しました。日中のみ一定間隔で静止画撮影を行なっています。
ライブカメラは、弊社ビル4階の窓から窓ガラス(鋼線入)越しに南西方向をやや見下ろすような角度で設置されています。ロケーションとしては「中の川通りの始まり付近から下り方向」という感じでしょうか。
カメラは室内から窓ガラス越しに撮影していますが、鋼線入りガラスの宿命で、日差しが強い午前中(=東側から日が差す)は「鋼線に日光が反射している」場合がままあるようです。これは設置条件上どうしようもありませんのでどうか悪しからずご了承ください。カメラに防水ケーシングとか無いので、室内にしか設置できない。
カメラ背面は黒い色画用紙で塞ぎましたので、背面からの照り返し→ガラス反射→カメラ入光は減りました。これでも随分改善されています。カメラ前面のガラスが黄砂等で汚れるのも、出来るだけ拭き取ってはいるのですが高所のため限界があります。