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慶弔、お餞別、お見舞い等で金品の贈答をする際の「金封」は全体の約７割が愛媛県の東部で生産されており、長野県飯田市とともに二大産地を形成しています。というか、現在日本国内で金封に付ける水引（水引細工）を生産しているのはこの２ヶ所だけらしいです。あとは中国からの輸入。

　◆愛媛県による愛媛県東部観光マップ
　◆川之江市商工会による水引細工の解説
　◆インターネットタウンページの愛媛県・伝統工芸品紹介

そのためか、愛媛県の金封は、全国レベルに比べハイグレードなものが多く流通しているようです。愛媛県で普通に流通している金封でも他県に持ち込むと「おぉ〜！」と感心されることが多く、逆の状況ですと「・・・・」となってしまうこともあったりするようですので要注意。

ちなみに「金封」は「きんぷう」と読みます。祝儀袋や不祝儀袋等の「 お金を包む袋」のことなのですが、辞書に載っていませんしIMEにも登録されていませんのであまり一般的な言葉ではないようです。なんだか普通に使ってますけど。

「水引」は、のりで固めたこよりです。色をつけた水引を飾りに付けたり、水引が付いているように印刷した袋のことを「のし袋」、紙を「のし紙」という言い方もします。「のし」は漢字で書くと「熨斗」ですが、こんな字は書けないし読めませんのでひらがなで書いていることが殆ど。

「印刷した袋（封筒）」の場合は「ポチ袋」という呼び方もあります。「ぽち」は京都の方言で、祝儀とかチップみたいな意味だとか。お年玉袋等も「ポチ袋」といいます。

リンク切れ等ありましたら弊社までご一報頂けますと幸いです。